鉄のラインバレル完結の巻

どうもボクです。
何はさておき、鉄のラインバレル最終巻も発売され、無事に完結するコトができました。
これも偏に皆様の応援のお陰でございます。
本当に、本当にありがとうございました!!

途中、身を引き裂かれる様なコトをされ、心が折れそうにもなりましたが、
(詳しくは書きませんが、お察しくださいませ)
その際も皆様の応援に支えられ、なんとか乗り切るコトができました。
重ねて、お礼を申し上げます。

と、カタい感じはここまでにしまして・・・・

いやね、完結したらコレだけは書こうと思っていたコトがありましてですね、
それはボクらの初連載作である『無敵番長バクライガ』についてなんですよ。

不本意な結果で終わったバクライガですが、その連載が終了したときに
ボクはココでこう書きました。(恐らく、覚えている方はいないと思いますが)

『別の形でも続きを描き、必ず完結させたいと思います』(大凡、こんな感じの内容だったハズ)

はい。確かに別の形になってしまいましたが、ちゃんと完結はできましたよー !!
(続きではなかったけどね!)

そうなんですよ。今だから言えますが『鉄のラインバレル』こそ、本来自分たちが描きたかった
『無敵番長バクライガ』の正しいカタチだったのです。
勿論、細かな設定やキャラの立ち位置など、変換した部分は多々ありますが、
基本的な構造は全く同じモノになります。
(分かりやすいところで言いますと『恐怖の象徴であるドラゴン』は『想像力を持ったマキナ』へと)
なので、ボクらの中でラインバレルの裏タイトルは『逆襲のバクライガ』でした。

ふぅ〜、やっと言えたー。

まぁ、だから何だって話ではあるんですけどね!
とにかく、そんなワケなんでございますよ。

そして、そんなバクライガと云う基本構造に、もうひとつ大きな要素が追加されております。
それは、何を隠そう『バビル2世』なんです。

詳しい経緯まで書くと長くなるので、部分的に割愛させて頂きますが、
実を言いますと、担当氏と出会った当初は、互いに横山光輝先生の大ファンと云うことで、
横山作品の話で盛り上りまして、その中でも一番盛り上がったのが『バビル2世』でした。
どれぐらい盛り上がったかと言いますと、担当氏の『いつかリメイクやりたいんですよねぇ』との言葉を聞き、
その二日後には2話分のネームとイメージイラスト数点と6話までのシナリオを書いていたぐらいです。
いやぁ〜若かった。
今だったら二日でその物量は絶対に無理だもの。

でもって担当氏に電話したら「えッ?? 本当に描いちゃったんですか!?』的に驚かれ、
とりあえず見るだけ見てもらおうとなったんですが、読んだ瞬間、その場で『コレで行きましょう!!』となったんです。
で、あれよあれよと『バビル2世』で話が進んじゃいまして、横山先生の元へお伺いするコトとなり、
当時、まだお元気でいらした先生に見て頂きました。
開口一番、お褒めの言葉を頂戴したのですが、続けて先生はこう仰られました。
『実は自分ももう一度バビル2世を描こうと思っているんです。だからバビル2世以外の作品ではどうですか?』
すぐさまボクは『ならばマーズか!』と心の中で思いましたが、次の瞬間、先生から
『マーズなんてどうですか?』と言われドキッとしました。
しかし、最後に先生はこう仰ってくださいました。
『でもこれだけ描けるなら、リメイクではなくオリジナルをやった方がいいんじゃないですか?』と。
その言葉がボクの頭の中で雷鳴の様に鳴り響き、数十分後にはオリジナルで行くコトを決めておりました。
(そのとき、まだ担当氏と下口はマーズで行くつもりだったみたいです)

結果的に、何れラインバレルは描いていたのかも知れません。
ですが、横山先生のそのお言葉がなければ、少なくとも今この瞬間に
鉄のラインバレルは存在していませんでした。
ですので、横山先生には本当に感謝しております。

だがしかし、そこからが大変でした。
如何せん、読み切り掲載と連載開始まで時間がないのですよ。
すっかりバビル2世で行くつもりだったので、さてどうしたものかと。
(先生の了承を得ずに、そのつもりだったのが問題なんですが・・・・)

そこで出てきた案が、自分たちが本来描きたかったバクライガをやるコトでした。
とはいえ、そのままバクライガとしてやるワケにも行かないので、色々と細かいところを変更したりと
試行錯誤したのですが、今度は変更したコトでどう始まっていいのか分からなくなり、なかなか1話が描けず、
結果的にボクは担当氏に泣きつきました。
『バビル2世のときに描いた1話をそのまま使ってもいいですか・・・・・』と。
意外にも担当氏から『私もそれが良いと思ってたんですよ』と言われ、
そこからはエンジン吹かしてGOってなモンですよ。

なので、ラインバレルにはバビル2世であった頃の名残りがそこかしこにあります。
『浩一』はもう名前も含めバビル2世そのものですし(バビル二世の本名が『山野浩一』なんです)
城崎は銀鈴であり、その正体はロデムで、1話のラストで街中に現れるラインバレルはポセイドンで、
石神はヨミでした。もちろんジュダコーポレーションの元はSBCです。
(なんで、初期の石神はもっと怖い感じでした)

つまり、無敵番長バクライガ+バビル2世(リメイク版)+α = 鉄のラインバレルなワケですよ!!

とまぁ、完結したら書こうと思っていたコトをとりとめもなくダラダラと書いてきましたが、
結局なにが言いたいかと申しますと・・・・・・

ご協力頂いた方々、カッコイイ商品を造ってくださった各メーカー様、
編集部含め出版社様、横山光輝先生、そして何よりも、応援し支えてくださった読者の皆様。
10年4ヶ月という長い期間、本当に本当に大ありがとうございました!!!
ボクたちは本当に幸せモノでございます!!!

次回作も間もなく始まりますので、これに懲りずまた是非ともご一緒に走り続けてくださいませませー!!

2015年 8月20日
清水栄一 下口智裕